増税による価格変更を楽にする方法。今後は1ヶ所変えるだけ!|WordPress

今年3月の総額表示義務の猶予期間の終了、価格の表記変更はどう対処しましたか?

地道にひとつひとつ値段を総額表記に変えていったよ、、、という方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
ではまた増税になったらどうしましょう?

ひとつひとつまた変えないかんやん、、、

ということで今回の総額表示、今後も続いていくであろう増税を楽にすべく、
税率を変更するだけで自動計算して表示してくれるコードを使って対処したので共有。

目次
  1. functions.phpでショートコードを作成
  2. 表示したいところでpriceのショートコードを埋め込む。
    1. 固定ページに入れる場合
    2. テンプレートファイルに入れる場合
  3. 増税になったら1ヶ所変えるだけ!
  4. 「総額表示義務」に対応した表示パターン
    1. 1,100円
    2. 1,100円(税込)
    3. 1,100円(税抜価格1,000円)
    4. WordPressの勉強するならこの一冊

functions.phpでショートコードを作成

▼ functions.php

function including_tax($attr) {
  $price = number_format($attr[0]); //税抜価格
  $taxed = number_format($attr[0]*1.1); //税率10%の税込価格
  return '¥' . $price . '(税込¥' . $taxed . ')'; //¥「税抜価格」(税込¥「税込価格」)を返す
}
add_shortcode('price', 'including_tax');

including_taxという関数を定義、
$attrはあとで税抜価格を入れる箱のようなものです。

$price(税抜価格)は、number_formatで3桁ごとに,区切りにします。(1000→1,000のように)
$taxed(税込価格)も同様に3桁区切りにしつつ、1.1をかけて税率10%の税込価格にしてあげます。

returnで、どのように表記したいか指定してあげます。
この例では「¥0,000(税込¥0,000)」

最後にadd_shortcodeで、priceという名前のincluding_taxの中身を表示してくれるショートコードを設定。

表示したいところでpriceのショートコードを埋め込む。

ショートコードは以下の通りとなります。

[price $attr]

$attrには、それぞれ税抜価格を入れてあげます。

固定ページに入れる場合

▼ 固定ページ

価格: [price 1000]

例えば税抜価格1,000円の場合、上記のように記述してあげると、

価格: ¥1,000(税込¥1,100)

と表示できます!!

テンプレートファイルに入れる場合

▼ .phpファイル内

価格: <?php echo do_shortcode( '[price 1000]' ) ?>

これで同様の結果が得られます。

増税になったら1ヶ所変えるだけ!

このコードで金額を入れておけば、次の増税時は$taxedの倍率を変えるだけ!

▼ functions.php

function including_tax($attr) {
  $price = number_format($attr[0]); 
  $taxed = number_format($attr[0]*1.15); //ここを変えるだけ!
  return '¥' . $price . '(税込¥' . $taxed . ')'; 
}
add_shortcode('price', 'including_tax');

例えば消費税15%に変わったときには3行目の一か所を1.15に変更するだけで、全部の価格が税率15%で計算しなおされて表示されます!

次回からは一発!!!

「総額表示義務」に対応した表示パターン

総額表示には、ある程度表示の仕方が決められています。
phpに詳しくない方は、ご希望の表記方法に合わせて4行目return~の行を以下のように変更してください。

1,100円

return $taxed . '円';

1,100円(税込)

return $taxed . '円(税込)';

1,100円(税抜価格1,000円)

return $taxed . '円(税抜価格' . $price . '円)';

WordPressの勉強するならこの一冊

私自身、この1冊から始めて今でもずっと見返す一冊です。

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